特定小型原動機付自転車の今後の1082号

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト ”Weekly Bicycle Tourkinist” ┣━┓
┃ ┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛ ┃
┗━━┛                          ┗━━┛
      特定小型原動機付自転車の今後の1082号

■特定小型原付が「おとなしく」なった?

 特定小型原付がこのところ「ラッタッタ化」をはじめているようです。あたかも昭和のおばちゃんミニバイクブーム(ラッタッタブーム)のときのように。
 これ、“Bicycle E-Mobility City EXPO”の2025年で思ったことなんですが、こうした展示会もホント様変わり。オラオラ系のゴツい電動モペッドは影を潜め、明るくカジュアルなミニバイク化が進んでいるのです。
 業界はおそらくそっちの方を向いているのでしょう。オラオラ青少年を相手にしても市民の理解は得られない、事故も増えるばかり。警察の締め付けも厳しい。だからおとなしい方向を志向する、とね。
 詳しいレポートはこちら。

【特定小型原付の昭和のミニバイク化って?】
https://www.youtube.com/watch?v=eh_By3T8UeY

 観ていただければ分かるとおり、1970年代後半から80年代中盤にかけてのおばちゃんミニバイクブーム、いわゆる「ラッタッタブーム」にそっくりです。

■その先に「何かがある」ならば、そこには条件がある

 どうでしょう、その先に、ひょっとしたら明るい未来があるかもしれません。
 でも、それは便利で安全な形状、利用法があるならばのことです。
 そのためには「歩道禁止」と「免許」は大前提の必須事項、正直申しあげてヘルメットだって完全義務化が重要だと、私は思うのです。
 しかしまあ、今回のYouTube動画は業界の健全化の第一歩として「現状はこうだ」というレポートです。
 そういう意味にてご覧下さい。

■暑いなぁ

 それにしてもちょっと暑すぎですね。毎日毎日。
 昔はこうじゃなかったのになぁ。
 暑いには暑いけど、やはり夏はワクワクして、過ぎ去ると寂しくなる。それが日本の夏。
 でも、昨今はその限度を超えてるよ。


【ヒキタ解釈のオススメ本(あるいはオススメサイト) *たまに非オススメあり】

『反日種族主義 日韓危機の根源』 李 栄薫ほか著 文春文庫
 
 ウソでも何でも反日すれば、それがすべて。真も偽も正も邪も関係ない。そういう「自国の国民性」を余すことなく書いた韓国人学者たちによる名作。文庫されたんで、また読んでみた。
 もう最初から息が詰まるような「自虐ぶり」だ。よくここまで書けた、とアタマが下がる。
 日本人の自虐史観はしばしば「いや、そんなことないぞ、もっとちゃんとしてるぞ日本人は」ということが多いんだけど、本書の自虐ぶりは、そのまま事実を活写しての自虐だ。つまり自虐はそのまま真実で、真実であることが数々の証拠と論理とともに述べられていく。それが本書。
 通常、あの社会でそれを言うと「親日派(チンイルパ)」とレッテルが貼られ、罵倒の嵐にさらされる。そこには論理も検証も事実もなにもない。なぜなら「そうでなければならない」からだ。
 本書の中に出てくる学生のセリフがいろんなことを物語ってあまりある。
「そういうことを言い始めると、日本(日帝)を正当化せざるをなくなるじゃないですか。日本を非難し続けるにはどうしたらいいんですか」
 それだけ社会に「日本は悪くないといけない」という意識が蔓延しているということだと思う。
 驚くべきことに、その意識は「日帝が韓国を併合したからその恨み」からじゃないのだ。
 たとえば江戸期に、日本の儒学者・雨森芳洲と、朝鮮人通信使・李東郭は、親友だったという。ところが、李は国に帰ると日本のことを野蛮で卑しい国民ばかりと口を極めて罵り、芳洲のことも薄らバカであるかのように書いた。
 李は、本当はそうじゃないと思ってただろう。しかし、朝鮮の多くの人にとって、日本は「そのような国でなくてはならなかった」のだ。それはひとえに「自分のコンプレックスを覆い隠すため」であり「他者を貶めることは自らを高めること」だから。
 しかし、本書の素晴らしさは、この本をソウル大学の韓国人学者らが書いたことだ。
 そうか、隣人。まだ捨てたもんじゃないのかもな。
 1%程度の希望はある。その1%は間違いなく本書の存在だ。


【ヒキタYouTube『芝浦自転車研究所』】
https://www.youtube.com/watch?v=D61i7F-66E8

【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%95D%93c%92q&x=0&y=0

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です