【超重要】路上EV給電施設(4)出そう!の1015号
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【超重要】EV給電施設の路上設置を許すな(4)出そう!の1015号
■〆切は3/8つまり今日だ!
おっと、このところ柱に頭ぶつけたり、「大ちゃんコブ」ができたり引っこんだりで色々大変だったわけですが(詳しくは私のFacebookをご参照)気づくと今日がパブコメの〆切だ。
さ、出そう。もう迷ってるヒマはない。
もしも「あ、今日は忙しいから」という方であれば(自分で書くのがもちろん理想的だけど)誰かのコピペでもカマワンと思います。
とりあえずNPO自転車活用推進研究会・小林成基理事長案はこちら(ちょっと長い)。
【小林理事長パブコメ案】
https://www.cyclists.jp/
いやまあね、何でここまでゴリ押しするのかワカランのだけど、まあEVだって電気自動車だって何だっていいよ。走るぶんには勝手だ。ただ、路上で自転車の邪魔しながら給電するのはやめてくれ、というね。
「デンキ自動車のためなら円滑な交通は捨ててもいい」。つまり「健康のためなら死んでもいい」的なおバカなプランじゃがね。
なんなんだこれ。気が狂ったか、国土交通省。
■というわけでパブコメ・ヒキタ案
というわけで、パブコメの「ヒキタ案」です。小林さんのと若干違って、細部をつめるのではありません。
「このガイドラインはコンセプトからしてまったくダメだ(怒)。出直してこいっっ! という話。この路線でいくのもあり。というか大アリです。
私は結構この内容、気に入っています。
半角文字、機種依存文字などを排してコピペしやすいようになりました。
【ご意見該当箇所】
(1)本ガイドライン(案)の全般的コンセプトに関して
【ご意見】
本ガイドライン(案)はいったん取り下げ、全面的に考え直すべきだと考えます。
取り下げるべき意味合いは、大きく下記の項目に分かれます。
(1)そもそものエコという観点
(2)EVだけに便宜を図る必然性
(3)今後の日本の交通の「環境」「安全」「防災」に関わる方向性
【ご意見の理由】
(1)EV普及の推進というのは、そもそもエコの観点からであることは言うまでもありません。EVが普及することによって省エネルギー、CO2の削減を目指すことが目的であり、現実として消費エネルギーと排出ガスが減ることこそがゴールになります。しかるに今回のEV給電施設は、より省エネで、より排出ガスの少ない自転車の通行を阻害することになります。これは問題点とゴールのあり方として本末転倒であり、政策の整合性がまったくとれていません。
(2)交通のエコ化と安全はいうまでもなく現代日本の喫緊の問題で、そこに立ち現れるテーゼは多様化とそれに伴うベストミックスでしょう。これは国交省の「2040年、道路の景色が変わる(2020年6月)」のp33にも、道路行政が目指す「持続可能な社会の姿」と「政策の方向性」の例として、「道路交通の低炭素化」「電気自動車や燃料電池自動車、公共交通や自転車のベストミックスによる低炭素道路交通システムが、地球温暖化の進行を抑制する」として記載されています。
現代のEVは過渡期の製品に過ぎず、諸外国ではEVの爆発炎上が大問題になり、また廃棄バッテリーが環境破壊の元凶となるなど、問題点を多数抱えています。
日本の代表的自動車メーカーであるトヨタが言明するように、そもそも次世代のエコカーはEVだけでなく、ヒューエルセル車、高効率ハイブリッド車など多様に存在し、EVだけを優遇するべきではありません。しかもそのEV優遇が、エコ移動手段の代表格として100年以上の歴史を有する自転車の安全と円滑を阻害することなど、到底許されるべきではありません。
(3)今後の日本の交通には「環境」と「安全」と「防災」が重要になります。
今回のガイドライン(案)では、1.最も「環境」に優しいはずの自転車の交通を阻害し、2.自転車の安全は言うにおよばず、自動二輪やミニカー、ミニバスなどにとっての路上の「安全」全般をもを蔑ろにし、3.緊急車両の通行をも阻む、すなわち「防災」にも逆行しています。
一方、現在問題になっている自転車の歩道走行、すなわち路上の危険のしわよせを歩道の老人子供障碍者などの交通弱者に押し付けることはこれ以上許されるべきではありません。
以上の理由により、このガイドライン(案)は、国家の政策としての適合性を甚だしく逸脱しており、枝葉末節を改変してどうにかなるものとは思えません。すべてを取り下げ、一から考え直す(または案自体を棄却する)ことが適当と思料されます。
■送り先は以下の通りです。
【パブコメの送り先(ここにすべてがありますが下記「**」に注意)】
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155230602&Mode=0
**まず↑ここで「意見募集要項」PDFと「意見提出様式」Wordの2箇所を開きます。するとそこで、はじめて一番下の「意見募集要領(提出先を含む)を確認しました」のチェックボックスがチェックできるようになります。その上で、右下の「意見入力」にどうぞ。
【意見入力は一応ここ】
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Opinion
是非よろしくお願いします。
ちなみにこのガイドラインを書いたのは、国交省道路局 環境安全・防災課であります。もうホント「環境」のためにも「安全」のためにも「防災」のためにも、まったくナラン。ナランどころかあからさまに矛盾しています。
〆切は本日の23時59分。忘れないうちに今すぐどうぞ。
【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/
【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%95D%93c%92q&x=0&y=0
これは見直すべきですね。まだまだガソリン車が多い世です、慌てて決める事でもない。