高島平で秘密プロジェクト♪の1023号

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┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト ”Weekly Bicycle Tourkinist” ┣━┓
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       高島平で秘密プロジェクト♪の1023号

■ぼんやりと忙しい

 いやどうも、チョー久しぶりとなってしまいました。お元気でしょうか、みなさま。
 私はまあ普通に元気なんですが、なんだかボンヤリと忙しくて、やらないといけない細々したタスクが目の前に山積みなんですよ。土日潰してやってもやっても終わらない。
 しかも、このところ個人的な極秘プロジェクトを手がけておりまして、これがまた資料集めやら何やらでタマラナイ。毎朝パソコン前で「今日は◎◎と××と△△をやろうっ!」と誓うわけですが、それぞれ◎◎も××も△△もそれなりに手間暇かかって「あー、全部途中までしかできずに今日も終わってしまった−!」なんてことになる。
 そゆことってありません?
 そうそう、若い頃みたいにパワーが持続できないというのもモノを言ってますな。はー。

■7/8に大東文化大学でシンポ『日常と非日常の自転車活用』

 来月8日、大東文化大学で自転車シンポジウムやります。
 タイトルが『日常と非日常の自転車活用』で、なんかカコいい。
 7/8(土)の13:30〜16:00で、場所は大東文化大学板橋キャンパスの多目的ホールです(東武東上線東武練馬から大学バス利用可。または都営三田線西台駅から徒歩10分)。
 是非どうぞ。国交省の金籠参事官(自転車活用推進本部事務局次長)も登壇で、担当教授の野嶋先生も「たくさん来てねー」つってます。

【詳しくはコチラをどうぞ】
https://www.daito.ac.jp/research/laboratory/sociology/news/details_15_40249.html

 昭和の巨大団地「高島平」もすぐ近くなんで、ちょっと変わったツーリングの行き先としてもけっこう味わい深いかもしれませんですよ♪

■聞いてて気分が「どよん」

 このメルマガで、これまで何度か「低レバレッジのFXやってます、つまりは外貨預金と変わらんです」みたいな話をちょくちょくしてきたじゃないですか。
 いやまあ、体質的に向いてるのか、何なのか、地味に増えてる。「儲かってる」とまで言わない。でも「ちょっとおカネ増えた」。
 で、私なりのリスクマネジメントと言いますか、戒めがありましてね。それが「FXの失敗YouTube」みたいなのを、日々聞くことなのだ。こんなやつね。

【FXで全財産を失った、とか】
https://www.youtube.com/watch?v=WE1GIyid0c0

 いやもう、怖い。こういうのを見て「メシウマ」なんて到底思えないよ。
 明日は我が身…というよりも、こうはなるまい、と思い、少しでもハイレバレッジにしようなんて思おうものなら、たちまち「ああなってもいいのかぁぁぁぁ」と思い直し、自ら戒める(´-ω-)ウムウム。
 まあね、チキン疋田にとっては、3倍以上はもうハイレバレッジだ。どんなに高くとも2.5倍。
 5倍なんてトンデモない。ましてや10倍や25倍なんてね(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル。

 ところが、YouTubeなんかに取り上げられる、こういう猛者たちは、外国のFX会社何かに登録して、100倍とか200倍とかのレバをかけることもあるんだそうで(日本の会社は規則で25倍までと制限されてる)、こりゃもう私などにはワカラン世界、というか、もうDeepギャンブラー過ぎて何ともいいようがないよ。
 儲かるときは儲かるんだろうけど、損するときは大損する。それこそ人生破滅レベルに。
 で、上記YouTubeなんてのは、もちろん、その「破滅系」。……というわけで、聞くとどんよりした気分になります(笑)。自転車に乗りながらネックスピーカーで聞くことが多いんで、条件反射で「自転車に乗る = 破滅話を聞く」となってしまって、自転車に乗ること自体がネガティブなアクティビティになり始めています:.。.:゜(@∀@;)゜:.。.:


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「景観力」 藤本英子著 同文館

 サブタイトルもあわせて「人を呼び込む街、人が住みたくなる街のデザイン、公共空間の景観力」とある。
 うん、面白かった。
 以前から、日本人の美意識に関しては「美には敏感だが、醜には鈍感だ」という言葉があって(エドウィン・ライシャワー先生だっけか)それが一番顕著なのが、都市景観に関してだった。都市景観というものは、公共のものであるにもかかわらず、「醜」を平気で街に投げ出す。で、それに特に文句を言わない。それが、日本だった。
 本書でもそういうことが十全に語られていて、時になかなか辛口で、いちいち痛快。
 たとえば、某市の取り組みとして「日本一きれいなまちづくり」というのがあって、目抜き通りに、そのPRコピーが書かれたノボリが無造作に林立してる。こういうノボリがあからさまに景観を壊してる(笑)。うーむ、さもありなん。

 でも、なかなかむずかしいんですよね。
「景観を壊す」つって、じゃ、即、規制せよというのも実情に合わないし、何を基準にするかがむずかしい。自由の概念と反することもある。「看板」ひとつとっても「んじゃ、看板ってなんだよ、窓の奥にある大型ポスターも看板か?」みたいな話も出てきて、うーむと悩んでしまうわけ。
 でも、市民がいろいろ知恵を持ち寄ることで、なんとか美しい街、住みたくなる街にしていくことはできるわけだよ。その例が徳島県神山町(←あ、まちづくり講義で行ったことある)や、北海道ニセコ町だ。
 本書は、非常に自転車フレンドリーでもあって、京都の自転車政策は都市景観にも配慮したものであるとか(その通り!あのベンガラ色を見よ)、茨城県の自転車まちづくり(霞ヶ浦など)は、景観にも非常に気を配ってあるとか、紹介されてる。
 
 個人的な意見ではありますが、私は都市景観を読み解くカギとして「ひとしずくのダサみ」というのがアリかなと思ってます。シャレオツで、とんがってて、キレイなだけじゃ駄目で、ほんの少しのダサみこそが、人を安心させるような気がするもので。


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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