「自転車は歩道」はあからさまに危険…の1073号

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     「自転車は歩道」はあからさまに危険…の1073号

■順調な滑り出しに一石!

 『芝浦自転車研究所』スタートから今日で満4週間。
 これで8本目の動画であります。ということは、1週間に2本というペースを保ってるわけで、なかなか頑張ってます。それもこれも動画編集プロダクションのS社長のおかげです(´-ω-)ウムウム。
 彼のおかげで、再生数、評判と、おおむね好評のうちに推移しているんですがね…。
 ただ、今回は、どうだろう。
 私は「自転車は車道」が基本だと確信しておりますが、一般的には「チャリが車道?アブネーだろーが、邪魔だろーが」が蔓延しているわけで、そこにこれをぶつけます。応援、夜露死苦ベイビー♪

【自転車歩道政策で事故は減った? 昭和45年法改正という「神話」】
https://www.youtube.com/watch?v=tvRgOYhLUXY

■今回のこれも色んな人に伝えたい

 今回のこの話は、前回の「自転車は左側通行」などと違って、必ず敵を作る話なんですよ。
 自転車が車道ぅ? アブネーだろ、邪魔だろ、チャリは大人しく歩道走ってろ、という反応は必ず出てくる。
 それだけ、昭和45(1970)年以降、半世紀にわたって染みついた感覚は消えないわけです。
 ところが、その結果、今現在の日本の自転車交通はどうなっているか。
「その結果、自転車事故が少ない」のなら、なんとなくの「やむなし」「これも日本の慣習か」ということになる。
 ところが、事実はまったく逆で、日本は先進諸国の中で最も自転車事故の多い国なのです。トリップ量分の事故「率」でいうと、それこそ突出して多い。
 それはなぜ?

■海外で気づくこと

 海外、特に欧州諸国に行くと、自転車専用道や自転車レーンが整備されていることに驚く人も多いと思います。
 なにより「歩道を走る自転車」が1台もない。これ、日本と大違いですよね。日本の自転車は(最近はそれなりに車道通行も増えたとはいえ)歩道を走りがちです。しかも左右の区別もなく。要するに日本では自転車は「歩行者の仲間」に見られているのです。「車両の仲間」ではなく。
 これらのことは昭和45(1970)年の道交法改正がきっかけとなりました。この改正で日本の自転車は歩道に上げられてしまったのです。
 その結果どういうことになったか。俗説では「昭和45年以降、自転車事故は減った」とされています。ところがデータを読み込んでいくと、まったくそれが違っていることが分かってきます。当時は「変化なし」でした。その後「微増」になり、やがて「激増」となりました。いまや日本の自転車事故は海外の先進諸国に較べるとちょっと看過できないほど多いのです。

■まずは「神話」をウソだということから

 自転車歩道政策は、自転車事故をむしろ増やした。この事実の理由はいくつもあると思います。出合い頭事故(一番の理由は逆走)の援用となったのも歩道政策だろうし、自転車が「歩行者の仲間」とカンチガイした結果、交通ルールの遵守志向がユルユルになったというのも、理由でしょう。
 私もそのあたりにおいて言わなくてはならないことは多々あると思うのですが、でも、今回の動画の目的は、そこじゃありません。それよりなにより「昭和45年の自転車歩道政策の法改正で、自転車事故は減った」という誤謬を正すことなのです。

 歩道政策で自転車事故が減ったというのは「神話」なのです。

 ありていに言うと、フィクション。もっと直截的に言うと「ウソ」なのです。
 それを証明してごらんにいれます。ぜひ動画をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=tvRgOYhLUXY

【ヒキタ解釈のオススメ本(あるいはオススメサイト) *たまに非オススメあり】

『きばるん 키바룬』 https://www.youtube.com/@kibaruuun
 
 反日政策と戦う韓国人YouTuberきばるんさんによる、YouTube動画。
 今回のユン大統領の弾劾是非裁判について、私はほぼこの人の中継で情報を得ました。
 そうかー、きばるんさん、頑張るなぁ。こんなにちゃんと論理が通じ、正直で、目の前に起きたことを歪めない人がいるなら(しかもまだ若い)韓国もまだ大丈夫だよ(ToT)。
 今後の経済危機、極左政権、反日米政策などを考えると、もうダメだと思う日もあるかもしれないが、いや、きばるんさんのような若い人がいれば、絶対に甦ることは可能だ。グッドラック。

 

【ヒキタYouTube『芝浦自転車研究所』】
https://www.youtube.com/watch?v=D61i7F-66E8

【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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