いよいよ“K-バブル”崩壊が始まるか？ の945号
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いよいよ“K-バブル”崩壊が始まるか？ の945号
■ソウル、釜山で与党大惨敗
ソウル市、釜山市の市長選で、通称ムンたん文在寅大統領率いる与党が、予想以上の大惨敗を喫しまして、さあ、いよいよムンたん完全無欠のレームダックですがね。
今後、世論をつなぎとめるためには、伝家の宝刀「反日剣」を抜いて、「反日！反日！もっと反日おかわり！」路線になるとは思うんですが、もはや日本としては「丁寧な無視」あるのみで、韓国が反日しようが何しようが正直どうでもいい。
そもそも伝家の宝刀「反日剣」、もう使いすぎて錆びてますがな（笑）。
ただ、ワタシクがちょっと危惧してるのは、いま、韓国の地価、株価ほか、バブル崩壊直前の日本にそっくりだということなのですよ。
■“K-バブル”がいよいよ崩壊へ
特にソウルが30年前の東京そっくり。
マンション価格が一般庶民の年収の7倍とか10倍とかで「もう家を買うなんて夢のまた夢」。と、そういう状況もそうですし、家買えないからハイソカー（笑）買う、もそっくり。高値はりつきのKOSPI（株価）も同じ。
また、たとえば韓国企業の高給料ベスト10にラインナップされた職種なんかをみても、もうあの頃の日本の状況と丸かぶりです。
何がキッカケになるかはワカランのですが、いずれコリアンバブルはトンデモない勢いで破裂すると思うのです。おそらくあの時の日本以上に。
「以上」という理由は、あの時の日本と今の韓国のほぼ唯一の差、失業率が現在の韓国の方がはるかに悪いから。
■なにもないから土地神話
好景気（？）なのに仕事がない。
それは何を示しているか。
上がる一方の不動産を買い支えている人々がいる。その人々は借金でそれを買い、それを売ることで本業要らずの儲けを手にしている。借金で買い、高くなったら売る、借金を返し、残ったおカネにまた借金を重ねて買う、また上がる、それがグルグル回ってるわけです。つまり目の前の現実は、裏に回ってみれば「究極の自転車操業」ってわけ。
もちろんみんなうすうすそこに気づいている。
でも、政府系住宅公社の職員や、政府の高官からしてそれをしてる。だから安心して（？）借金して不動産を買う。バブルは膨らむだけ膨らんでる。
……で？
それそろ手仕舞うかという人が重なって売り始め、おっとそろそろ売り時がきたか？ とさらに次が売り、売りが売りを呼び始める……。そういう逆回転状況が始まると、クラッシュです。
■世界への影響は？
そのとき借金を抱えた多くの人々はどうなるか。
で、世界経済はどうなるか。
思えば、平成アタマの日本バブルは単独崩壊でした。
あの時期の日本GDPは世界2位、世界経済全体の15％を占めるというスゴさだったんですが、世界経済がまだネットでつながるとかになってなかったんで、日本だけですんだ。
しかしながら、現在の韓国の場合、どうでしょう。
■シナリオ1と、シナリオ2
経済規模は世界10位程度（GDPが世界12位）でそこまで大したもんじゃないんですが、世界はもう密接につながりすぎでね。ドミノ倒しの最初の1枚になりゃせんかと、ヒキタは心配やとですよ（←なぜか宮崎弁）。
目の前に控えるシナリオはおおまかに2つ。
【シナリオ1】アメリカ経済が絶好調ゆえ、韓国のひとつやふたつ潰れようがまったく問題ない。
【シナリオ2】韓国に貸し込んでた連中が倒れはじめ、あのアメリカ人たちも、さすがに借金の膨大さに気づき、リーマンショック程度以上のリセッションが始まる。
まあウォンがあくまで地域通貨であることを考えると【シナリオ1】かなとも思うのですが、分かりません。油断禁物。さあ、どんげなりよるとですかね。
【ヒキタ解釈のオススメ本（たまに非オススメあり）】
『「漢字廃止」で韓国に何が起きたか』呉善花著 PHP新書
韓国つながりで今回はこれ。
韓国人たちが誇る「世界一合理的で優秀な文字」であるハングルというのは、純粋なる表音文字であります。日本のひらがなみたいなものでありましてね。
で、韓国語と日本語というのは、語順から何から非常によく似てて、同音異義語が多いという共通点もご承知の通り。
それをおして、むりやりひらがなだけでひょうきをしようというのは、このようなじょうたいになるわけで、ぶんをよんでいみをくみとる、すなわちどっかいしにくいことはなはだしいわけであります。
しかし、それを韓国はやった。
以前は新聞に（日本のように）漢字が混じっているのは当たり前だったけど、学校で漢字を教えなくなったので、いつしか漢字は姿を消した。
するとどうなったか。
まずは抽象的な言葉のやりとりが苦手になった。
そりゃ当然で、どうおんいぎごばかりのげんごにおいてひょうおんもじばかりではちゅうしょうてきなことばのやりとりがこんなんになる、すなわち、このようなひょうきでちゅうしょうてきながいねんのやりとりやろんりのこうちくができますかいな。
さらには、過去の文献が読めなくなった。
過去の文献は、東アジアにおいては、当然ながら漢字主体で記録されているわけです。
今の若い韓国人たちは、その意味ワカラン字から意味を読み取らなくてはならなくなった。それが苦痛でたまらない。結果、過去も歴史もよく分からなくなった。
だから、すぐに物事を単純に二分化して、分かった気になろうとする。
たとえば「悪役は日本」。で、そこから抜けることができない。
何をどう説明しても（たとえば20万人の慰安婦なんて荒唐無稽な話、論理的にありえないでしょ？みたいな話も）理解不能なのは、そのあたりにも原因があるという。反日をビジネスにしている連中がいるから、というそれだけじゃなく、論理構築と抽象的概念の理解が母語でできなくなったというのが、大きく影響しているのでしょう。
なるほど、著者の呉善花氏の時代、小学校5年生のときに漢字教育が終わったそうです。
これから漢字を勉強しなくてもいいと聞いて、当時の子供たちは喜んだんだそうです。呉さんも含めて。そりゃ当然ですね。でも、それがやがて途轍もない不幸を生み出す。
呉さんは「今からでも遅くはないから、漢字教育復活を」と主張しています。
でも、聞く耳を持つ韓国人はいないでしょう。呉さんは代表的な「親日派」ですからね。
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