誰かが黒ビニール捨てたなと思ってたら!
写真の物体って見たことあります?
私は宮崎の日南っていう田舎町出身なんですが、日南の小学校の運動場や、冬の乾いた田んぼとかで、雨上がりに、こんなものがよく放置されてました。
誰かが焚き火で黒ビニールでも燃やしたんだろう、と思ってました。
ところが、違うんですよ。
これって生き物なんですって!
ネンジュモ目のシアノバクテリア(ラン藻類)。
いわゆる原核生物というやつなんですけど、原核生物でありながら「多細胞」。糸状に連なった藻のような生命体のまわりをゼラチン状の多糖類が埋めている、という(゜◇゜)。
驚くのは、今から27億年も前、地球にまだ酸素がない時代、このシアノバクテリアによって無機物からO2が取り出され(つまり原始的な光合成を行う!)地球の大気が形成された、ということでして。
わお。
いわばすべての生物にとっての神。それがこれ。
ははー<(_ _)>。ありがたやー<(_ _)>。
宮古島では今でも「イシクラゲ」の名前で食用にされてるそうです。
歯ごたえはキクラゲと同じで、味はない、とのことでσ(^◇^;)。
【“ヘン”な藻類イシクラゲ(中大小池裕幸教授による解説)】https://yab.yomiuri.co.jp/adv/chuo/research/20140605.html