千葉市「バイク型モビリティ」・絶望の本質部分1034号

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    千葉市「バイク型モビリティ」・絶望の本質部分1034号

■前号(1033号)の前提的解説

 前号(「電動サイクル」あるいは「バイク型モビリティ」という絶望の1033号)について、少々、前提的解説を。
 今回のこれはいわば「新顔」なのです。「いつものヤツ」じゃない。
 そして、極端に絶望的なのには理由があるのです。
「はいはい、そーだね、最近多いね、都内で爆走してるヘンな自転車」つって、全部を一緒くたにしてると、話の本質が分からなくなります。

 現在都内を爆走しているそうした違法フル電動は、迷惑で危険なんですが、いわば「単なる違法車両」です。だから、やろうと思えば警察の胸先三寸で、即、摘発できる。
 ところが、今回のコレはそれとは違うのです。
「合法」なのです。
 ここにこそ問題の本質はある。

■デンジャラス電動モビリティ3種

 大まかにいって現在のデンジャラス電動モビリティには、次の3種類がある。

【(1) 違法】 違法フル電動 → これが一番よく見る「例のヤツ」。スロットル付きでペダル付き。単純に違法。
「それは原付一種の電動モペッド。保安部品付けて、ナンバー付けて、免許取って乗れ、アホが。警察も警察だ、取り締まれ」というに尽きる。

【(2) 脱法】 アシスト率オーバー電アシもどき → スロットルはない。ペダルはある。電アシのフリをしながら特大ハイパワー。見た目に区別のつきにくい「脱法」電アシとなっている。「京の洛スク」事件で摘発されたのがこのカテゴリーで、国民生活センターが問題にしてるのもこれ。ホントは危険ドラッグのように脱法どころか違法。

【(3) 合法】 電動サイクル(バイク型モビリティ) → これこそが今回の千葉事例。
 電動キックにサドルが付いたもの。「特例・特定小型原付」として、スロットルありでペダルはない。最大出力600W、最高速20km/h(歩道6km/h)までなら無免許でも、歩道でも、歩道上左右デタラメでも「合法」。←ここに絶望がある。

 つまり今回のコレ(3)に関しては、摘発しようにも根拠法がないわけだ。

■電動キックから必然だった絶望の未来

 そんなわけで、一番タチが悪いのが今回の電動サイクル(=バイク型モビリティ)なのでありますよ。電動キックボードにサドルを付けて600WものハイパワーがOKなのにも関わらず免許すら要らない。で、あろうことか「合法」だ。
 たとえ歩道を爆走してても「おっと、モードの切替忘れちゃった」だけで終わり。
 そして、間違いなくすべての人がすべての場合においてモード切替を忘れます(笑)←笑いごとじゃない。
 警察も切替忘れの件数が多すぎて、やがてすべてを見落とすようになります(笑)←笑いごとじゃない。
 今までとレベルの違う絶望。本気の本気で最悪なのです。

 このことを分かった上で、前号メルマガ1033を読んでいただけると理解が進むと思います<(_ _)>。
https://hikitabike.com/emobility


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 またまた、小4の長女がいま読んでる本。
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