コロナ中にアルコールとの付き合い方の931号

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      コロナ中にアルコールとの付き合い方の931号

■コロナの意外な「効用」?

 コロナコロナで、本来5月の職場健康診断(年に1度)が延期延期になり、先月11月にようやく行われた。
 で、先日、結果が出たと思いねぇ。
 結果「うはー、やっぱ運動不足だなぁ」と思わざるを得ないわけ。
 BMI、血糖値、コレステロール値が顕著に上がってて、コロナひきこもりの成果がハッキリと現れている。うーむ、効いたな、テレワーク。ネガティブに。
 こちとら「根がデブ」なもので「ネガティブ」に効くのは当たり前なのである。
 ……。
 はい、90年代江口寿史の「先ちゃんギャグ」でした。懐かしい。
 ただ、健康診断結果シートを、よくよく見ますとね、それだけじゃないのだ。
 驚いたことにポジティブな結果もないわけじゃない。それが肝臓系。

■γ-GTPなどが大幅改善

 これ、間違いなくコロナひきこもりの効用だと思うんだけど、肝臓の数値が劇的に改善されてるわけですよ。「酒飲み指数」γ-GTPをはじめとして、AST、ALT、AL-P、LDHなどが大幅改善されていてて、C判定(要改善)から、A判定(異常なし)へ! 一気に2ランクアーップ♪
 こりゃアッと驚くためゴロー。一気にギャグが60年代まで遡るんだが、いや、素直に嬉しく驚いた。
 理由はただひとつ。
 コロナで飲み会ができなくなって、ガブ飲み機会がなくなったからだ。
 私がいかに飲み会でヒドい飲み方をしていたかを物語るようだが、いや、肝臓くん、今までご苦労をかけた。これからはいたわるぞ、という気にもなろうというもんだよ。こんな良い結果だと。
 飲み会がない分、たしかに家飲みは増えた。
 でも、家飲みはおのずとセーブが効くよね。カミさんや子供たちが目の前にいるんだから。それに「同じ場所、同じ時間帯」だから「昨日もこの程度だったよね」の同じ量が普通に意識される。
 なるほど、酒セーブも、健康も、家族の団らんから(笑)。

■その一方、こんな話もないわけじゃない

 その一方、酒がらみでちょいとだけ危惧するのが、いまやカジュアルな家飲みの定番である「缶チューハイ」の話だ。特に「ストロング系(アルコール度数9%)」。
「あれは危険ドラッグのようなものだ」と警鐘を鳴らす人もいっぱいいて、うーん、じつは結構コワいと思ってるのですよ、私も。
 本気で飲みやすい。さわやかなのにガツンときておいしい。ぐいぐい飲めてしまう。だからついついアルコール摂取が多量になる。
 じつは一時期、このストロング系と結構付き合いのあった時代があった。
 何かというと、東大の大学院(都市工学)に通っていた頃、その講義が終わるのがだいたい2130だったわけですよ。で、翌朝が0230出社だった。……スゴいスケジュールでしょ。本業テレビ屋のヒキタ、朝ワイドのプロデューサーだったから、こうだったってわけ。
 だからして、大学院の講義が終わった後「家に帰ったらすぐに寝なくては(で3時間後には起きる!)」というのがあって、帰りの電車の中で(!)ストロング500mlを必ず1本飲んでた。家に着いたらそのまま寝るためにね。
 帰りの電車・千代田線の中ですぜ。見た目でいうと、完全アル中おやじだな、今から考えれば。健康にも悪りぃなぁと思いますが、まあそういう生活も2年間で終了、つまり2年修了できたからよしとしよう、そこは。
 でも、コワいのは次の部分。
 電車に乗ってるのは30分程度なんだけど、次第に1本じゃ物足りないな、と思い始めてたことだ。上記のようなすさまじいタイムリミットがなければ、たぶん2本目いってたな。
 そして、そここそが依存症の入口だったと思う。
 今はストロング系、飲んでません。


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『今夜すべてのバーで』中島らも著 講談社文庫
『失踪日記2 アル中病棟』吾妻ひでお著 イーストプレス
『上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白』小田嶋隆著 ミシマ社

 というわけで、アルコール依存症に関する三大傑作。
 いずれもイッキ読みの面白さをたたえながら、アルコールの恐さを十二分に伝えてくれている。
 全作「こうなったら、次はこうなるからね」というステップを踏んでいて、そうならないように、と思いつつ、そうなる。だから、全作、泣き笑い。人間ってどうしてこうなんだろうと思う。

 私もね、酒は好きだからね。うまく付き合いたいと願っている。
 だから、アル中(アルコール依存症)にはなりたくない。なったら駄目だから。もう元に戻れないから。

 3人の著者は、もう元に戻れない著者たちだった。
 らもさんは、酔っぱらって転んでアタマを打って亡くなった。52歳。
 吾妻巨匠は自殺未遂を繰り返しながら何とか生還して『失踪日記』を書いた。酒と関係があるのかどうか、69歳、食道がんで亡くなった。
 小田嶋氏だけは今でも健筆をふるっている。今となっては絶対に一滴も飲まない。
 今も自分は「断酒中のアルコール依存者」だと思っているという。


【ヒキタ関連Kindle本】
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL

【ヒキタ最新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
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「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
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【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
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