意表を突いて侵攻! そのとき? の994号

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       意表を突いて侵攻! そのとき? の994号

■まったくの妄想ですが

 まったくの妄想で、他意など本気でまーったくないんですけどね、ふと思い浮かんだんで、一種の思考実験として。
 もしも、ですよ。
 意表をついて「中国が北朝鮮を侵攻したら!」世界はどうすると思います?

 構図としてはウクライナと同じで大国が小国を蹂躙するという話だ。
 中国としては「北朝鮮はかつては高句麗だった、高句麗は中国古代の地方政権にすぎない、つまり北朝鮮はもともと中国だったのだ。そして現在の政権のヒドさから人民は貧しさにあえいでいる、それを解放するだけだ」なんて言ったりしてね。このあたりも同じ理屈。
 ただし(ここはウクライナと違うんだけど)半分以上本当だったりする。
 で、中国人民解放軍が鴨緑江を越えて、北朝鮮侵攻だ。
 さて。
 そのとき国際社会は、北朝鮮を助けるだろうか。

■ウクライナと北朝鮮と台湾と

 なんかね、ウクライナと違って、国際社会は傍観するだけのような気がするわけですよ。
 北朝鮮にジャベリンやスティンガーを送ったり、戦車を提供するとは……、到底思えないですよね(笑)。ましてや軍事支援などありえない。
 じゃ、非難決議とかは? それすらアヤシいね。
 金与正が国連に来て「我が国を助けて下さい」とか涙ながらに演説したとしても、どうだろう、助けるだろうか、北朝鮮を。「ウソ泣きすんな」「自業自得」で終わりのような気がする。
 これがね、台湾だったら話はまったく変わるわけですよ。
 中国の台湾侵攻、そりゃもうアメリカが黙っちゃいない。日本も全力で後押しだ。日本なんてある種の当事国なんだから。
 西側諸国も中国をここぞと非難し、大経済制裁を加えるだろう。

 でもね、屁の突っ張り程度の論理であっても「中国が台湾を解放(笑)する」というのには、北朝鮮を侵攻するよりは理由があるわけですよ。
◎歴史上、たしかにかつてチャイナの一部ではあったろう。そしてその期間も長い。
◎同じ言葉を喋る。
◎国際社会も「ひとつの中国」を、ある意味(中国との国交上たてまえとしては)認めている。
 これに較べたら、北朝鮮侵攻ってのは、まったくの他国侵略に過ぎない。
 要するに「北朝鮮侵攻の方がよほどタチが悪い」と言えるわけ。
 でも、我々は「台湾は文句なく助ける」。でも「北朝鮮はビミョー以下だな」と考える。

■経済の問題だろうか

 つらつら考えるに、要するに違いは「中国になった方がマシだろ」に見えるかどうか、つまり経済力なのかもな、とも思える。
 北は中国になったなら、今よりマシになる。だが、台湾は逆だ、と。
 ただ、この分かりやすいお話も、次の事例で一発オジャンだ。
 となると、78年のソ連によるアフガン侵攻はどうだったんだ。アフガニスタンは明らかに貧しかったぞ。
 じゃあ、なんだろう。

 とりあえず中国が北朝鮮侵攻したとして「金王朝の圧政から人民を解放するためだ」みたいな声明を発したら、国際社会が「習近平うっそでー」と言えるかどうか。今回「プーチン、うっそでー」と大合唱したように。
 ふーむ、なんだかよくワカランなぁ(笑)。

■2022年の夏、学習院の夏

 毎年毎年の学習院の社会人自転車講座、あと1か月でスタートです。
 今回は電アシ&コロナに力を入れてやるつもり。
 じつは電アシ、かなり奥が深いんですよ。健康にいいし、種類も増えたし、価格もいろいろ、世界中での「あり方」がさまざま。で、なぜそうなったかの必然がある。
 で、話題の電動キックですよね。あれだって形を変えた電アシと言えなくもない。でも言えない。でも言える。なんのことやら(笑)。いや、ほんと、ココのあたりの話も深いのです。

 毎日曜日の2022/05/22 ~ 2022/07/03。
【学習院ヒキタ講座『楽しむための自転車学』】
http://g-sakura-academy.jp/course/detail/2022/A/056/

 残念なことに今回もまたまたまた講義はリモートなんすけど、コロナもそろそろ3年目、リモート後の数時間後にどこぞの飲み屋で……なんてのもかなりアリですね(笑)。
 といいますか、4回ありますから、その中の1回くらいは(いや、2回? 3回?)その路線行きたいっすね。


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『マンガでわかる地政学 改訂版』茂木誠 (監修) 武楽清 サイドランチ (マンガ) 池田書店

 売れてるんですってね、地政学の本。これはその中の1つ。マンガでわかるとあるけど、マンガ部分はさほど多くもなく、絵解きと言うだけなんで「マンガっぽくフレンドリーにしました」という程度。でも、本文も読みやすいし、まあ、子供が基礎を知るにはアリだろう。
 ただ、あんまし大人が読む本じゃなかったな。新聞やニュースを普通に理解できるなら不要だ。中学生向け。米州、欧州、極東、中東、それぞれの情勢について、基本の基本が書いてある。
 地政学というのは、歴史に学ぶ経験学であると言えるかもしれない。
 その経験から手に入れた、地政学の鉄則。

●隣国は仲良くなれない。
●敵の敵は味方。

 正しいな。残念なことだが。


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【ヒキタ新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878

【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
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