巨大バブル崩壊くるか? の960号

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         巨大バブル崩壊くるか? の960号

■ついにくるか恒大ショック

 中国の巨大不動産会社「恒大集団(Evergrande Group)」が、いよいよドボンいきそうで、世界中の金融資本が固唾をのんで見守ってる。
 これがデフォルトとなると、負債総額は30兆円をはるかに超えるそうで、いよいよくるか「中国発のバブル崩壊」ってやつだ。
 ……いやね、この2、3週間というもの、私しゃ恒大情報ちらほら集め続けてて、もうこりゃ本気でヤバいなと、思ってるのです。
 もはや「アヤシい情報」とかじゃない。ブルームバーグや、WSJ、はたまた日経新聞なども「これはヤバい何かだよーん」つってる。
 ただ、日本のテレビや一般紙はまだまだでね。
 おそらく街を歩いてる人に「恒大」って聞いても「何それ?」という感じだと思うのよ。
 でも(ご承知のとおり)日本のテレビニュースが報じ始めるときはもう遅いんだよね。

■「何か起きる?」の中で資産防衛だ

 というわけで、じつは中国がらみの(というより中国遠縁の)ETFとか、ヒキタは全部売っちゃったよーん。ETFってのは上場投資信託のことね。
 いや、それどころか世界的に膨らんだこのところの株価バブルが弾けるかもしれん。好調の米国株だって例外じゃない。ま、米国株若干あがりすぎってのもあってね。
 というわけで、長期のインデックス積立以外の資産を、できるだけ安全モノに移してる。
 リーマンショックの時が負債64兆円。それでああだった。
 今回のこれはじつはそれどころじゃない、という観測がある。この10年、20年と、中国が積み上げに積み上げた不動産バブルがはじけるキッカケとなりそうだから。
 なにしろ中国には、恒大以外にも莫大な負債を抱えて利払いが目の前の公司が山ほどある。恒大だけじゃないのだ。恒大からスタートするドミノ倒しとなったら、リーマンどころの騒ぎじゃなくなるというわけよ。

■リーマン型じゃなく日本型

 なぜ破綻? いやもう話は簡単で、今回のこれは、むしろ平成日本のバブル崩壊に構図が似てる。
 リーマンショックのときは、サブプライムを切り刻んで隠しながら、高度なデリバティブを駆使した、というか駆使してごまかしてたじゃん。だから破綻するまでわかりにくかった。
 でも、今回の場合は、単に地価高騰を前提にした錬金術だ。
 カネ借りて土地買う、そこにマンションとかリゾートとか建てる、高値で(完成前に)それ売る、そのカネを頭金に、土地担保にしてカネ借りる、また土地買う、そこに……の繰り返し。
 いやまあ日本人にとっては、まさにいつか来た道。
 永遠にそれが続けばいいけど、続くわけないよね。中国各地の「鬼城」が示すとおり。
 現実には、そこに「理財商品(元本保証なしの高利回り金融商品)」みたいなのが絡んできて、投資家の負債が膨らみまくった。中国各地で「自業自得の取り付け騒ぎ」寸前。それが今だ。

■何が起きるのかが分からんのよ

 で、だ。
 その結果、何が起きるのか。ここが分からんのよ。
 日本のときは、まだ平成2年とかだったから、今みたいに世界経済がネットで繋がってたりしてなかったじゃん。だから「日本だけの大激震」ですんだ。
 だけど今回のこれは「中国だけ」とはいかん。これまで恒大(をはじめとする中国がらみの会社)に投資してうまい汁吸ってきた連中が世界中に存在する。世界経済は全部密接に関わってる。
 その中で、色んな観測が飛び交うわけだ。
 もちろん「世界経済は一気に不況に落ち込む」という見方がある。リセッションじゃなくてパニックだ、みたいな感じでね。
 でも一方、通貨(ドルもユーロも円も)がコロナ禍でジャブジャブに緩和されてるから、株はそこまで下がらん、むしろインフレがきつつある、中国の傷だって大したことない、という観測もある。
 はたまた「いーや、中国共産党が最後の最後で救うから大丈夫」という見方もある。
 その逆に「習近平は『共同富裕』のスローガンの元、本気で不動産会社をぶっつぶして、後に共産党の支配下にするのだ」という見方もある。
 それぞれにそれなりの説得力があったりして、もうこれからどうなるのか、何が何だかワカランのよ。
 でもね、今、なにかスゴく大きなモノが動き始めてる気はするね。
 スゴく大きな「悪いモノ」が、ね。


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『船瀬俊介の「書かずに死ねるか! 」新聞・テレビが絶対に報じない《日本の真相! 》』船瀬俊介著 成甲書房

 なんか前回のがヘンに面白かったんで、船瀬センセイ本また読んでみた。
 スゴいなぁ、というか、本の帯からしてイカしてる。
「化粧品大手S社がヒットマンを放ったジャーナリスト ― まさに命がけの告発!」
 うーん、センセイ、完全に独り相撲だと思います(笑)。
 誰もセンセイを狙ったりしておりませぬよ。ご安心を。
 波動医学(?)が人類を救う他の云々は、前回の『日本の真相! 知らないと「殺される!!」』と同工異曲なんだけど、今回のこれのスゴいのは、この本出版時にかまびすしかった加計学園について「あれは細菌兵器開発のための拠点施設である」とほぼ断じているところでね。なんでもアメリカからの指令を受けて、生物兵器を開発するために、愛媛県に加計学園関連施設を作ったのだそうだ。
 ふむ。で、その根拠は?
 ……もちろんセンセイの脳内(笑)。
 でも、なかなか(当時の)売れ筋を狙ってるといえば狙ってる。
 だんだん分からなくなってくるのは、船瀬センセイ、この手の陰謀論&疑似科学を、本当に信じて書いてるのかどうなのか、というところなのだ。

(1)いんだよ細けえことは。こう書けば、それっぽいじゃん、売れるじゃん! な? 大人になれよ、という手合いの詐話師なのか。
(2)それとも本当に信じ込んでこれを書いている、つまりある種の異常者なのか。

 船瀬本のスゴいところは「うーん(1)と(2)どっちだろう」のどっちとも判別がつかないところで、そのバランスがうまい(笑)。だからこそ信者が生まれ、著書はそこそこに売れ続けるんだろうと思う。


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
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「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【ヒキタ新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
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「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
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【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
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