夏の「限界ニュータウン」の1026号

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト ”Weekly Bicycle Tourkinist” ┣━┓
┃ ┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛ ┃
┗━━┛                          ┗━━┛
        夏の「限界ニュータウン」の1026号

■千葉県某所のニュータウン

 お久しぶりです。暑いですね。
 千葉県某所に亡父が残した土地があって、その土地が雑草だらけになってたわけですよ。
 で、市から「雑草を何とかしなさい」と注意ハガキがきて、その手入れに行ってきた。
 というより、もうすでに3回くらい行ってる。次男じんじんを連れてね。長男あきは受験生なんで、ちょっと無理。長女は(おそらく)騒がしいばかりで、作業には役に立たんな、ということで。
 行ってみると、うん、たしかに雑草だらけだ。
 で、雑草を刈って抜いて、防草シートを敷いて、U字ペグでシートを打って、重しにブロックを並べて、とりあえずまあ雑草が生えないかな、という一応の状態にしてみた。
 70坪程度というところかなぁ。
 ……というか、こうして書くと大したことないけど、炎天下の中、この作業をするのはけっこうキツかった。いやー、太陽がイタいぜ、なあじんじん。

■ふと見ると「限界ニュータウン」

 この亡父の土地というのが、まあいわゆる典型的「限界ニュータウン」ってやつでね。
 いちおうニュータウン然とした外見は(まだ)保ってる。全国に多数できた「○○ヶ丘ニュータウン」の手合いだ。70年代とかにはさぞやファミリーの夢を担ってたことだろうて。
 でも、そのニュータウンは、そのまま年老いた。
 住民は今や高齢者ばかりだ。
 で、都心からかなり遠いから、次に住もうという人がいない。なんなんだろうなぁ、千葉市に通うならギリギリというところなんだろうか。でも遠い。というか、千葉市近郊にはもっと楽に通えるリーズナブルな住宅地があるだろうて。

 おそらく、そのような状態の中で、一人減り,二人減り、そして…となった。それがここ。
 だから、周辺をちょっと歩いてみると、廃墟ばかりなんだよ。ま、廃墟は言いすぎか。でも、間違いなく空き家。その空き家が雑草と蔓草に埋もれてる。
 1戸だけじゃない。並びで2戸、いや3戸、ふと見ると、半分が空き家みたいな区画もある。
 ニュータウンの奥地に行くと、空き家どころか更地が目立つ。一度家を建てて、その後、壊したのか、はたまた最初から何も建ってなかったのか。…そういうところは、もう雑草だらけ、ワイマール星人状態でね。ウチなんて全然マシな方だったよ。奥地はそういう状態の分譲区画がずーっと続いてる。

■なぜウチにだけ「雑草指導」?

 そんな中、なぜウチばかりに「雑草刈り取ってください」の指導が来たのか。
 その理由は簡単だ。おそらく市はすべての雑草地に指導ハガキを出している、あるいは出そうとしている。だが多くのハガキは返送されるわけだよ。ウチは持ち主(つまり私)の所在地がハッキリしているから、そのままハガキが届いたというだけ。
 別の土地持ちは、ハガキが来ても無視しているか、そもそも持ち主が分からないか、と、そういう理由で、放置、ということなんだろう。地方であればあるほど深刻だよな、この問題。このニュータウンも首都圏と呼ぶにはちょっと離れてる。間違いなく「地方のニュータウン」。それが、空き家や雑草地だらけとなり、歯抜け状態となっている。
 でも、家に人が住んでいたら問題ないかと言えば、じつはそこも大問題で、高齢者がひとりで暮らしている家も多い。ある時を境に、その家の動きがなくなり、異臭が漂い出すことも多いという。
 こういう「かつてのニュータウン」が、全国に1000程度あるそうだ。
 現代の日本はご存じの通り、たっくさんの問題を抱えているわけだけど、この空き家問題も喫緊で、なおかつシャレにならん問題だよ。


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

「ちゃんと儲けたい人のための FXチャート分析大全」 藤本壱著 自由国民社

 私が「チキン臆病腰抜けFX」をチビチビやって、チビチビ儲けているのは、私を知っている人には有名な話だが(なのか?笑)、そんな私でも、いっちょ本格的に学んでみるかと思い立ち、こういう本を読むこともある。
 本書は分かりやすくて良書だと思う。
 これはホント。良書と思う、…しかしね。
 そもそも論で言うと、こういういわゆる「テクニカル分析」ってのが、眉唾にしか思えんのよ、私には。特に、よく出てくる移動平均線のダブルボトムがどうしただの、三尊天井がどうしただののチャート分析。良く言って共同幻想、悪く言うとオカルトだろうって。
 では、私はどうやってFXをやってるか。
 話は簡単で、日米のスワップ金利差オンリー(笑)。いま日米金利差は5%あるから、単純にドルを買ってれば、年に5%得られる。ここに2倍程度のレバレッジをかけると10%となる。
 あとは「ドルが安いときに買う」と、それだけだ。
 以前も書いたことがあったと思うけど,私にとってのFXは「手数料が安くて、割のいい外貨預金」というだけだから、これでいいのだ。
 じゃ、米経済がクラッシュしたらって?
 …うーむ、どうしようもない。でも、そのときタダですむ人は誰もいない。
 FXをやっていようがいまいが、みんな一緒に地獄っ・・・!(カイジ風)


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%95D%93c%92q&x=0&y=0

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です