茨城県がなぜ魅力度ランキング最下位かの1032号

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     茨城県がなぜ魅力度ランキング最下位かの1032号

■つくば霞ヶ浦りんりんロード行ってきまして

 つくば霞ヶ浦りんりんロード行ってきまして、2日走って200km程度。
 初日がDAHON“K3”筑波側70kmで、2日目が霞ヶ浦一周(略称・かすいちだとかかすいちじゃないとか)クロスバイク130kmというまあまあ行程でした。
 すごく良かった。もう「東日本ほぼ唯一のナショナルサイクルルートに選ばれた」という理由がよく分かったよ。
 土浦駅からして、もう「サイクリストが歓迎されている」というのが大分かりで、なんか嬉しいんだよね。
 次は小4娘と一緒に走ろうと思った。彼女も「行きたーい」という。そうか、パパは嬉しいぞ。もう今のウチだけだろうからね、そんなことを言ってくれるのは。

■ところで、なぜ茨城が魅力度低い?

 ところで、茨城県民「共通の悩み」だそうで、茨城県が魅力度ランキング最低だという話。
 私は別に気にすることはないと思ってる。というのは、このランキング「不人気」の県にはハッキリとした理由があるからだ。これ、正直申しあげて、まん中より下に関しては「魅力度」とかあんまり関係ないよ。
 いちおう1位から47位まで最新のランキングをあげていこうか。

魅力度ランキング2023

1位 北海道
2位 京都府 ◎
3位 沖縄県
4位 東京都
5位 大阪府
6位 福岡県
7位 神奈川県 ◎
8位 奈良県 ◎
9位 石川県
10位 長崎県
11位 宮城県
12位 千葉県 ◎
13位 長野県
14位 兵庫県 ◎
14位 静岡県
16位 愛知県
17位 広島県
18位 熊本県
19位 鹿児島県
20位 青森県
21位 山梨県
22位 富山県
23位 宮崎県
24位 三重県 ◎
25位 大分県
26位 新潟県
27位 秋田県
28位 香川県
29位 岩手県
30位 和歌山県 ◎
31位 山形県
32位 高知県
33位 福島県
34位 愛媛県
35位 岡山県
36位 滋賀県 ◎
37位 島根県
38位 福井県
39位 栃木県 ◎
39位 岐阜県 ◎
41位 鳥取県
42位 山口県
42位 徳島県
44位 群馬県 ◎
45位 埼玉県 ◎
46位 佐賀県 ◎
47位 茨城県 ◎

 なるほど茨城県は最下位。で、群馬、栃木など、北関東はあまり人気がない。
 でね、もちろん注目は◎が付いている都道府県なんですが、共通点、分かりますかね。
 これ、何かというと、民放テレビ局(独立U局を除く)がないところなんですよ。

【ネットワーク図コチラをご参照】
http://chaki-el.o.oo7.jp/anime/tv.htm

 たとえば、こういうことだ。
 茨城県でいうと、民放テレビのネットワーク局は、東京の電波が日テレ、テレ朝、TBS、テレ東、フジと、全局届く。でも、県内にはネットワークにつながったローカル局がない。
 逆に、極端な田舎県(たとえば宮崎県)でいうと、東京や福岡の電波は届かないんだけど、民放テレビ局がMRTとUMKと2つ(2つ!)ある。
 それらの局が、たとえば朝のワイドショーで「はい、次はMRTの○○アナです。○○さーん」つって、全国ネットで放送を流すわけだ。天気予報中継なんかでよく見ますよね。これがメジャー化にかなり効いてると思うのです。

■京都は? 神奈川は?

 反論はあると思うのです。たとえば大阪の電波が降ってくる京都や兵庫、東京の電波が降ってくる神奈川なんかはどうなんだと。上位じゃないかと。
 これは話は簡単で、これらの府県はもともと京都、神戸、横浜などメジャーな都市を持ってるし、そもそもランキング上位の魅力というのは、実際に行ってみて感じたことのある人も多い。「私は○○(例:奈良の神社仏閣とか)が好き」というのが強固にあるわけだ。民放どうのなんて関係ない。そもそもそれらの県は東京、大阪の局も「支局(複数人数の社員がいる)」を持っている。
 だが、問題は下位の県。
 下位の県に関しては、有り体に言って「○○が好き」じゃなくて、「○○知ってる」「知らない」の、要するに知名度の差になるわけだ。そうなると、テレビの有る無しは大いに効いてくるよね。だいたい支局じゃなくて駐在(ひとり支局)だったりするし。

■気になるところをピンポイント

 気になるところをピンポイントでもう一言。
 同じ首都圏でありながら「12位千葉◎」と「45位埼玉◎」はどうしてこんなに順位に差があるか。
 簡単です。
 東京ディズニーランドがあるかないか。


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティ著 ハヤカワ文庫

 いま、小4の長女が読んでる。
 パパがかつて読んだ文庫本だ。
 私は高校時代に読んで「こんな面白い小説と、今後の一生の中でふたたび会うことがあるだろうか」と思った。
 あのドキドキ感が、今後のキミの人生の前には多数待っている。パパは羨ましいぞ。


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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