スシローペロペロ男(ほか)自業自得1011号

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      スシローペロペロ男(ほか)自業自得1011号

■もう飽きたのに燃料投下(笑)

 もうホント気持ち悪いな、スシローのペロペロ男やら、醤油注し鼻ツッコミ野郎、一番新しいのでは醤油注し異物混ぜ混ぜ野郎まで出てきやがった。
 いずれも金髪の、見るからにDQN野郎&DQN娘で、こういうバカは自らのバカの報いを受けてくれと、私なんて思うばかりなんだけど、ところが事件発覚後ある程度の時間がたつと、擁護する連中が出てくるわけだ。
 なんでも「醤油注しよりこの子の将来の方が大切だ」とか「ゲンコ3発で許してやれ」だと。
 わははは、せっかく飽きてきたところなのに、擁護したつもりが文字通りの「火に油」(笑)。
 それにしてもどうなんだろうな。3人の子持ちの私としては、ワカラン部分もないわけではないんだが、それでも割りきれないものが残る。

■たかが子供の悪ふざけか?

 擁護派の代表格はウーマンラッシュアワーの村本氏やら、元フジテレビの長谷川アナなど。
 彼らの言いたいことの基本はここだ。
「たかだか子供のイタズラじゃないか。客足が減ったとか、株価が落ちたとか、店側に大損害とか、彼らには予見できなかったよ、単に悪ふざけだったんだ、湯飲みや醤油注しをペロペロなめただけじゃん、大したことないじゃん、許してやれよ」
 ところが、その結果は甚大だった。
 問題は、その甚大な結果を、本人「予見できたか」だ。
 分かってたさ、分かってたからやったんだ。もしかしたら大問題になるかもしれん、でも、それがスリルで、面白いからやったんだよ。当然な。
 やったことは、ただ舐めただけじゃん、レーンに戻しただけじゃん? そうか?

■違うようで同じ

 たとえばこんなことが言える。
 アメリカのハイスクールで銃を乱射した同世代のヤツが、こんな言い訳をした。
「こんな重大な結果になるとは思わなかったんだ、だいいち指先をほんの数ミリ動かしただけじゃんか。それがたまたま引き金に当たっただけだろ。それでも人が死んじゃったんだ。まさかそんなことになるとは思わなかった」
 そんなアホな、と。この例なら即座に「バカヤロー、おまい死刑にしてやる」と言えるが、でもよく考えてみな。今回と何が違うのか。
 ペロペロ舐めた。それだけだ。だが目立つためにそれを撮影してインスタにアップした。それがワクワクして面白かったからだ。そうだろ? 「ペロペロして」「動画にして」「インスタにアップした」それはいったい何のため?「目立つため、ウェーイ♪」
 目立つために。でもな、目立つことが分かってたってことは、それだけ多くの人が見ることを予見し、店に大被害を与えることが予見できた。銃の引き金を引いたら人が死ぬことは分かってたのと同じだ。
 その結果、ハイスクールのスチューデントは死に、スシローは甚大な被害を被った。
 結果を作った下手人は、それ相応の償いをすべきだろうな。少なくともおれはそう思うよ。

■3000万人のげんこ

 あと、長谷川豊アナのことだ。
 なんだよ、がっかりしたな。今回の話、もしキミが言うように「2、3発げんこをくらわして、皿洗い1週間だ」で、OKだとしよう。
 いや、昭和っぽくて好きだよ、そういうたとえ。
 だがな、今の社会は昭和じゃないんだ。令和の今ならどうなるか。その(2、3発のげんこ+皿洗い)のペナルティを×3000万人分。それが令和の今の「社会の枠組み」ってやつだろう。そう思わんかな。
 動画に触れた人3000万人分、ま、実際に被害を受けた人はそれより少ないというなら、それでもいい。数千人分というところか。それでも納得しよう。
(2、3発のげんこ+皿洗い1週間)のペナルティを×数千人分。
 そういう話なんだよ、今回の話は。


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『津軽』太宰治著 西村俊彦朗読YouTube

 高校時代に読んだ『津軽』を寝る前に聴いてる。YouTube動画でスマホ。朗読ラジオのようなもんだ。
『津軽』ってのは、作家になった後の太宰が、故郷津軽を訪れた際の紀行随筆なんだけど、高校時代はあまり面白くなかった。他の小説と違ってあまりスジというスジがないし、冗長に見えたから。
 そのせいで、今聴いても面白い。
 一番の理由は憶えてないから(笑)。
 でも二番目の理由は「ストーリーが薄いから」だな。齢をとると、波瀾万丈の物語よりも、こういうエッセイ風のものの方が読み(聴き)やすいし、なんだか安心が得られる。で、薄味の旨味がじわじわ面白いわけだ。
 蟹田(地名)で、カニ食べながらN君たちに志賀直哉の悪口を延々力説するところなんて笑ってしまった。
 そのうち眠ってしまう。
 気のせいか、こうした入眠の方が深い眠りが得られる気がするよ。


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
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「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
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「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
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