セクシー喪服から見えてくる1010号

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         セクシー喪服から見えてくる1010号

■瑠麗ダンナのスキャンダル

 先刻ご承知の通り、国際政治学者・三浦瑠麗氏のスキャンダル、というよりダンナ清志氏の疑惑であります。 
 太陽光発電の投資話で10億円を騙しとった疑いで、清志氏の会社が東京地検特捜部の家宅捜索を受けた。
 おそらく今後、逮捕・起訴され、その後、実刑は免れないんじゃないかというのが、もっぱらの噂だ。で、なんだか瑠麗センセイも関わってるっぽい…。

【三浦瑠麗氏の「夫の会社とは無関係」は通用する?(東京新聞)】
https://www.tokyo-np.co.jp/article/227000

 思い出すのはアレなんだよ。安倍さん国葬の時の「セクシー喪服」。私に言わせると、あそこに何やらいろんなものが詰まってるって気がするんだ。

■セクシー喪服42万円

 私の知り合いによると、このシリーズなんだって。
【Alexander McQueen】https://onl.bz/889NKni

 ふーむ42万円(定価)…。これが高いんだか普通なんだか、私にはようワカラン。この手の人たちにとっては案外こんなものかもしれん。
 でもねー、胸元シースルーのセクシー喪服が、葬式のお召し物として適当なのかどうなのか。
 そのあたりでちょっと思っちゃうのは「アタシを見て」という彼女自身のモチベーションのことなのだ。
 なんつか瑠麗センセイ「クイーン・オブ・ザ・承認欲求」だったりするのかなということでね。けっこう東大美女にいがちなタイプという気がするんだ。秀才で目端が利いてなおかつ美人。…とくると、周囲の賞賛(これが承認部分)ハナハダシヤということになっちゃうんだよ。おそらく中高生の頃あたりから。
 で、自分の中で「賞賛のインフレーション」が起きちゃってるんじゃないか。もっともっとスゴい賞賛を得ないと気がすまない、という。
 それに“東大美女”って案外多くてね。東大女子ってイメージと違って牛乳瓶底メガネ娘みたいなんじゃない。逆に「え、きれい」という人の方が多い。秀才パパと美人ママから生まれる例が(おそらく)多いから。
 そういう東大美女同士の競争意識も、賞賛インフレに拍車をかけるのではないかと思うのよね。
 で、彼女、常にもっとスゴい賞賛を、と、探し続けてきたんだと思うわけだ。
「アタシを見て!」「アタシはこんなにスゴいの!」「アタシはこんなに賞賛されてるの!」で、それが嵩じて他人の葬儀でも「アタシを見て!! 」になっちまった。その結果がこのセクシー喪服なのでは、と。

■賞賛インフレの行き着く先

 42万円の黒ドレスが高いのか普通なのか私にはワカラン。じゃが、こんな派手な喪服、二度と着られんよ。別の人の葬儀で、これ着ていって「あら、瑠璃センセイ、安倍さんの時と同じの着てるわ」なんて、瑠璃センセイ耐えられるかね。絶対に耐えられない。42万円は間違いなく1回こっきりの価格だよ。
 で、今回の事件だ。
 もしかして、今回の事件の真のモチベーション&ファンダメンタルズって、その「スゴいアタシ」を保つための原資が足りなくなってしまったことなんじゃないか。
 この夫婦、たぶんダンナも似たような傾向をもってると思うんだけど(だからこそSNSも夫婦揃ってクルーザーだの海外セレブ旅行だの、もうリア充アピールだらけ)それでカネが尽きた。で、案外、瑠麗センセイ主導で「いいのよ、やっちゃいなさいよ、実績は後でついてくるわよ」だったんじゃないかと思ったりするわけだ。もちろん私の単なる憶測にすぎんのだが。

■どこか切ない肩書き

 そしてもう1つ重要なのが、彼女の肩書き「国際政治学者」だとも思うのよ。
 何かというと、これが「○○大学教授(政治学)」なら、公的機関(大学)から承認されたという満足感がある。しかし、彼女はあくまで「国際政治学者」。これ自称だよね。なんつかテレビ用の肩書き。
 そのギャップを埋めるために、ア、タ、シ、は、その辺の化粧っ気のない女教授と違うのよー、色気も、知性も、リッチさも兼ね備えた、文字通り才色兼備の、三浦瑠麗なの、ほら、そこのあなた、アタシにヒレ伏しなさーい!!
 ……なんちてね、全部ヒキタ妄想でありますが、案外正しいような気もするんだなぁ。


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『5分後に思わず涙。』桃戸ハル編著 Gakken

 タイトル通りの短編集。要するにショートショート集であります。もちろん現代小説なんだけど「(原案)太宰治、芥川龍之介、菊池寛」みたいなのも巧みに混ぜてあって、飽きさせない。
 同シリーズに『5分後に意外な結末』『5分後に恋の結末』などもあって、ああ、売れてるんだな、と分かる。
 分かる、けど、じつは私、これを読みながらちょっと驚いてた。自分自身に。
 そういうチョー短いショートショート、わずか5分のはずなのに、それが待てないのよ。読みながら、んで、どうなるの、結末は? と常にせかしてる自分がいる。要するにこの程度の超短編すら長文に感じてしまって、読むのがめんどいわけだ。
 あー、これが今。
 おそらくスマホだのSNSの影響だよ。あと齢。
 これでいいのか、って、駄目に決まってる。長い文章が読めないとヒトはバカになるよ。で、自分がバカになりかかってる。あがー。


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
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