電アシに慣れるとこうなってしまう、の922号

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      電アシに慣れるとこうなってしまう、の922号

■電アシでもう5年以上

 子どもが小さいもので、電動アシストの子乗せ自転車で「まずは保育園、次に出社(またはその逆)」になって、かれこれ5年以上経つわけですよ。で、今年ようやく一番下の子が小学校に上がったんで「まずは保育園」部分がなくなった。ところが、電アシユースがまだ続いてる。
 一番の理由は地下駐輪場に置いてるのが、電アシだから(笑)。
 子乗せ電アシはロードやクロスやフォールディングみたいに家の中に持ち込めないものでね。
 んで、駐輪場には各戸台数制限がある。
 となると、いちいちたたんだりエレベータに載せたりするのが面倒くさくてなって、ま、いっかと、電アシライフが続いてるってわけ。
 でもま、悪くないね、電アシ子乗せ自転車。
 低速はパワフルで、坂道も楽々。荷物はたくさん載るし(調子に乗ってビールたくさん買っても何ともない)こりゃ都心生活にピッタリだわと思ってきた。
 ところがね、先日ふと気づいたことがひとつ。
 いつの間にやら自転車の乗り方が変わってたんだわ。
 どこの部分が変わってたと思います?

■青が点滅した、そのときどうする?

 何かと言いますとね、ちょっと離れた信号機(二灯式)がパカパカ点滅してることがあるじゃないですか。
 二灯式がパカパカだと、その後その信号は赤になり、直後に三灯式(多くの場合自転車はこっち)が黄色になり、やがて赤になる…。
 要するに何が言いたいかというと「ちょっと頑張ってペダルを踏めば、その信号はクリアできるかも」と、そのときどうするか、という話なのです。
 ロードで通勤していた時代は間違いなくペダルを踏んでた。当然ながら自転車はぐんぐん進み、多くの場合その信号はクリア!だ。
 ところが、電アシに慣れると、それをやらなくなるわけ。
 電アシで「よっしゃ行くぞ」つって、ペダル踏んだところで、20km/hを超えると、もうペダルが重くてね。
 24km/hを超えアシストがゼロになると、それ以上はほぼスピードが出ない。いや出るには出るけど、猛烈に踏んでも30km/hいかないわけですよ。
 個人的な体感で(ヒキタ調べ)いうなら、ロードで45km/h程度出るであろう鬼漕ぎ(ヒキタにとっては)で、30km/h出るか出ないか。これが電アシママチャリ。
 だから、もう最初からそんな無理をしなくなった。
 ちょっと離れた信号機がパカパカし始めたら「あ、もう無理」となり、むしろスピードを落とす。のんびり走って交差点の停車時間を短くする。これが電アシ的ヒキタ的自転車メソッドとなった。

■けっこう安全かも(笑)

 まあね、考えてみれば、安全は安全だわな。「ギリギリ信号クリア!」をしないわけだから。
 特に子供を乗せて「鬼漕ぎ!信号間に合うか!間に合わないか!」なんて毎度やってたら、右折車とごっつんこなんてリスクも当然生まれてくるわけですよ。一番下の子が現在小1。もう子乗せに載せられなくなってしまったけど、今でもそういうことをしなくなった。
 ……。
 しかしな、齢をとったから、そもそもそういう運転をしなくなった、というのもあるな、たしかにね。
 あと、そういうわけでアスリートには大変向いてない。電アシ。アスリート的根性を萎えさせるから。
 私自身は、そろそろ通勤自転車をロードかクロスに切り替えようとも思ってます。


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『本当のたばこの話をしよう—毒なのか薬なのか』片野田耕太著 日本評論社

 たばこを完全にやめてもう7年になるんで、私ヒキタとしては「ほうら、たばこは健康に悪いぞゥ」という話を読むのは好きなのであります(笑)。
 でも、本書はね「本当のたばこの話」だし「毒なのか薬なのか」だ。
 薬、か。
 こりゃータイトルからして、両論併記かな、たばこが健康に悪いというのは本当は神話? という話も半分くらい入ってるのかな、と思った。
 いやはやはやはや、まーったく違った。
 完ッ全に、たばこはもう悪い! がんの元ですよ。健康にマジ悪い、という本だった(笑)。
 で、そんなに健康に悪いというのに、たばこ産業と政府が徴税のためにいろいろイメージ戦略をやって、ゴマカしてきたんでっせ、ほら、これも。ほら、あれも…。と、本書は力説する。面白いし、説得力がある。
 片野田さんという著者ご本人は、国立がん研究センター(旧国立がんセンター)の、がん統計・総合解析研究部長で、たばこの健康影響とがんの統計の分野の研究活動に携わってきたという。
 もう説得力があるのも当然でね。なるほど読んで納得。

 でもね。
 私ヒキタはここで余計なお世話を言うんだが、本書の内容がいかに正しく、いかに説得力があり、いかに分かりやすく、面白く書かれていたとしても……、本書は売れないね。
 喫煙者は読んでて不愉快になるだろうし、非喫煙者はそもそもまったく興味がない。結局手に取るのは「かつて吸ってて、なおかつ意地悪な興味をもつ、少し変わり者」つまり私のような人だけなわけだ。あとは「今度こそたばこをやめる、しかもマゾ的に」のヒト。
 売れる(可能性のある)ターゲットが狭すぎる(笑)。
 これってテレビで禁煙ネタをやらないのとまったく同じでね。
 テレビでやらないのも、これまた話は簡単で、視聴率がダダ下がりになるからなのだ。これほんと。


【ヒキタ関連Kindle本】
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL

【ヒキタ最新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878

【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
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