いわゆる「ストゼロ」の想い出の1046号

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        いわゆる「ストゼロ」の想い出の1046号

■「プレジデント」が連載化

 例の電ジャラス自転車の件や、自転車青切符の件、プレジデントラインOn-lineに何度か書かせていただきましたら、連載化してくれて、こんなコーナーまで作ってくれました。
 題して「漂流する自転車行政」。いひょー、カッチョいい。スゴくありがとうございます<(_ _)>。4/1にまた更新予定です。今度は「自転車免許」の話。

【漂流する自転車行政】
https://president.jp/category/c05479

■「ストロングゼロ」とは

 ということで、いきなりですが、コンビニで売ってる缶チューハイ「ストロングゼロ」こと「ストゼロ」ってありますでしょ。各社出してるけど、サントリーが元祖かな。
 アルコール度数が9%あって、各種の果汁が入ってて、適度に甘くて飲みやすい。飲みやすいのにアルコールはガツン。一番早く酔えるのがアレだ。で、すぐに飲めちゃう、しかも安い、…ということから、一時期、大人気となった。
 その一方、飲みやすくてアルコールがガンガン身中に入ってしまうこちから、アルコール依存症までの超特急なんて言われるようになり、問題ともなった。医師によっては「あれは違法ドラッグのようなモノですよ」とすら言う。
 私しゃ飲まないですよ。ちょっとアルコールが強すぎて。
 以前書いたかどうか、私は「微アル・ビール」の愛飲者ですから。アルコール度数0.5%しかない。同サイズの缶を18本飲まないと追いつかないよ(笑)。

■ストゼロの想い出

 ところが、昔、私にとってストゼロが非常に身近なことがあった。
 今から10年ほど前、私は東大の工学系大学院の院生でありましてね。もちろん会社員もやりながらだったから、けっこうキツかったんだけど、一番キツかったのが翌朝だ。
 21時に講義が終わる。で、翌朝は2時半だ。当時『みのもんたの朝ズバッ!』という番組のプロデューサーだったから、そういうクレイジーなタイムスケジュールだったわけ。
 で、21時に終わったら、走るように地下鉄の駅に向かって、乗って、帰って、寝て、翌日に備えなくてはならん。
 でも、そのままだと眠れなかったりするわけですよ。私、こどもの頃から眠りにつくのが苦手だったから。
 で、短時間でガツンと酒を飲む。それが当時はやり始めのストゼロだったのです。

■ストゼロ修士

 もちろんね、当時だって知ってたさ。酒飲んで寝ると、眠りが浅くなって健康に悪いことは。
 だが、まったく眠れないよりははるかにマシで、ストゼロを地下鉄の車内で飲み、駅から歩いて自宅に帰り(酒&運動)、そのまま寝る。これなら眠れないことはない。そして、ようやく3時間ばかし寝て、起きるとすぐさま会社へGO♪ みのさんとの打合せに備えてたわけだよ(笑)。
 そんな生活を2年続けた。
 で、ようやく修士をとって、その後、博士をとって、現在にいたるというわけだが、いやー、キツかった。
 でも、この2年間の修士生活のためにストゼロ500ml缶は大いに役立ってくれたわけさ。

■どう見てもアル中オヤジ

 しかしなー、車内でストゼロ握りしめ、グビグビ飲んでるわけだよ。ハゲオヤジが。21時半頃に。
 どう見てもアル中だよね。しかも、缶の横にはデカデカと「9」の文字。
 その後、ストゼロ問題は、マスメディアも取り上げる大問題となったわけだが、きっとあの頃の私を見てた見知らぬ人びとはこう思ってることでありましょう。
「そういや、おれ見たことあるよ、地下鉄の中で。ストゼロのアル中みたいなハゲオヤジ」。
 いえ、そういう事情があったのです、見知らぬ方々(笑)。私の修士学位記(修了証書みたいなの)には、そういうわけで、血のにじむ…いえ、アルコールのにじむような想いが込められているのです(´-ω-)ウムウム。


【ヒキタ解釈のオススメ本(あるいはオススメサイト) *たまに非オススメあり】

『世界経済情報モハPチャンネル』
https://www.youtube.com/@moha-p

 今回もYouTubeから。
 前回の妙佛(みゃおふぉう)さんがお気に召した方なら、今回のモハPさんも必ずお気に召すと思う。
 モハPさんは、どうやら元機関投資家で、現在はフリーの経済アナリスト。債券、為替、株式、デリバティブに精通してるんだけど、全然むずかしくない。世界の経済ニュースを非常に分かりやすく、面白く伝えることができる人だ。
 低くて渋い声(聞きやすい)は、前回の妙佛さんと共通する。
 一時「同一人物説」が流れたこともあったけれど、まったくの別人。でも、ときどきエールを送り合ってたりする。興味関心のベクトルが同じだからかな。
 スゴくいいのが「日本のメディアではあまり報道されない、国際情勢についても情報発信」することで、私はこの人のこのチャンネルでアフリカの巨大エスカルゴ、英国経済の惨状、サウジアラビアの不穏な空気などを知ることができた。
 45歳、海外在住だそうで、ときどき小学生の息子との会話が出てきて、うーん、どこに住んでるんだろうなぁと思う。英国かな。シティがあるし。


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【好評既刊本】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
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