日米民主党に考える928号

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          日米民主党に考える928号

■バイデン大統領か…

 次はバイデン大統領でケテーイ、という昨今ではありますが、いや、バイデン氏が口を開くたびに「今までは異常だったんだなぁ」というのがあらためて分かるような気がしません?
「マスクをつけよう」から始まって「共和党支持者の気持ちも分かるが、いまは私の言うことに耳を傾けて欲しい」「分断ではなく結束」「民主党と共和党は敵ではない、皆アメリカ人だ、協力できる」などなど。
 うーん、気持ちよく腑に落ちる。
 これ、トランプ大統領がもしも勝ってたなら、きっと逆の、こんなことを言ってたからね。
「我々は勝利した! 敵は卑怯な手を使ったが敗退した!(わー!)ますますアメリカを偉大にする!(わー!)民主党とマスメディアはフェイクだらけだ、そのフェイクにすら我々は打ち勝った!(わー!)」
 なんて。
 民主党支持者が聞いて不愉快になるような演説。ますますデバイデッドだわ。

 まあね、じつは私、トランプ大統領ってそんなに嫌いじゃなかったんだけど、考えてみれば、トランプ氏の良さってのは、いわば「共和党の良さ」だった。「トランプならでは」の部分をあえてあげるなら、それは常に予測不可能で突然で破天荒。ありていに言えばメチャクチャだった。

■支持率アップは簡単(かも)

 戦後ずっと日本にとっては、アメリカの政権は共和党の方が都合がいい、というか、うまくいく率が高かったと思う。ロン・ヤスも、小泉・ブッシュも、ちょっと前のシンゾー・ドナルドも、日米蜜月は、多くの場合、共和党のときだった。
 言うなれば「強力で魅力的な共和党大統領」というあたりが、日本(というのか自民党政権)にとって理想的だったわけだが、まあ、民主党のクリントンもケネディも悪くはなかったよ。
 さあ、バイデン次期大統領、最初は快進撃になると思うぞ。
「パリ協定復帰だ!」「おー!(パチパチ)」
「イラン核合意復帰だ!」「おー!(パチパチ)」
「国際協調だ!」「おー!(パチパチ)」
 要するに、トランプ大統領の失政部分をそのまま回復すりゃいい。そこに、コロナ対策の減税や補助金を(当初だけ)パラパラふりかければ、こりゃ支持率ロケットスタート、イッチョ上がりだ。
 でも媚中とか北チョー宥和とかだけはやめてね。日本から(というのかヒキタから)の、お・ね・が・い♪
 あとTPP復帰もどぞよろしくね♪
 
■一方、日本の(旧)民主党

 さて、一方の日本だ。
 私ヒキタは、これはマジで疑問に思うんだけど、日本の野党、というのか旧民主党の人々は、なぜアメリカの民主党とのパイプを作ろうとしなかったし、今でも作ろうとしないんだろう。
 これは日本という国の未来を考えるに、本気の本気で残念で、ここは野党としては狙い目だろうに。
 自民党政権は、前述のように明らかに共和党とうまくいくわけだ。しかし民主党とはイマイチ。
 どう考えても、今はチャンスだった。
 たとえば、いま、枝野氏や玉木氏などが(いや誰でもいいんだけど)こう出てきたらどうか。
「はいはいはいはい、おれっちの出番ついに到来っ…! バイデンも、ハリスも、ヒラリーも、オバマも、みんな友達だぜぃ、プルルルル、おっと電話だ、ハロー、ジョー、おめでとう、コングラッチュレーションズ! そうかいマイフレンド、雌伏の時がようやく終わったな、今からワシントンに行くよ、OK、OK、今すぐ羽田だ、ワシントンの桜が懐かしいぜ!」
 なんちてね。
 支持率は少なく見積もっても3倍増にはなるだろうて。
 だが現実はさにあらず。共和党であろうが民主党であろうが、結局パイプがあるのは自民党がらみの誰か。
 で、国会では相変わらず「学術会議がー」ばかり。(え、桜? モリカケ? いいんだよ、もう、新しい揚げ足とりの材料は見つかったんだから)
 これで支持が得られると思ってるんだからなぁ。悪いけど最初から勝負になっとらん。

【昨夜のNHK世論調査・各党支持率】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201109/k10012702851000.html


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『なないろペダル』青木摩耶著 出版舎ジグ

 先日、TBSラジオ「ミラクル・サイクル・ライフ」に出ていただいた女性サイクリスト、青木摩耶さんの自転車&テントでのアメリカ大陸縦断記。
 何だか懐かしかったよ、このテイスト。
『深夜特急』のような、自分探しの旅のような、原始的な自力冒険の姿が、ああ、懐かしくもほろ苦い「若かった頃!」を思い出させる。
 誰もがこんな旅をできるわけじゃないけれど、若い頃は、大なり小なりこんな道を通ってくると思うのだ。経験もなく、カネもなく、無鉄砲で、でも何とかなるさ、そんな「旅」。
 バイタリティがあって礼儀正しい。そして明るい。青木さんの旅がうまくいくのは、そのあたりに理由があると思うんだけど、うーん、北米はいいとして、南米はシャレにならん苦難が多いな(笑)。特にラスト近く、アウルストラル街道をチリからアルゼンチンに入るあたり。砂漠の真ん中でテントが吹き飛ばされて、記憶も飛んで、ふと気づくと救急車だ(イミフ)。詳しくは本書を読んでいただきたいんだが…、そうね、彼女のよさはもうひとつ、ヘンな言い方だが、ナイフを持っているよさだと思う。
 ナイフは、野生動物を屠って、食べるためのナイフ。日本でも害獣駆除の経験があり、その害獣(おもにシカだ)をジビエ料理にしていた。祈りとともに食べる。人間ってのはそういう(命をいただいて自分を生かす)生きものであり、そのことをきちんと知った上でのサバイバルなのだ。
 だから、地に脚がついている。


【ヒキタ関連Kindle本】
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL

【ヒキタ最新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878

【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
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