しぶとく中国ひとり勝ち(涙)? の904号(コロナ後の経済話.3)

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト ”Weekly Bicycle Tourkinist” ┣━┓
┃ ┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛ ┃
┗━━┛                          ┗━━┛
   しぶとく中国ひとり勝ち(涙)? の904号(コロナ後の経済話.3)

■おひさしぶり!ヒキタっす!

 すいません、間があいてしまいますた。お元気ですか。引きこもってますかーっ♪
 いやはや、じつは先週末が、とある論文の修正〆切でありまして、もうそれにかかりきりで、何もできなかったのでありますよ。
 ヒキタ元気であります。…いや、別にコロナに感染してない、という意味で(笑)。

 それにしてもねー、子供たちも家にいて、パパママも家にいて、ひきこもりにも飽きましたな。
 飽きましたが、まあ今が我慢のしどころなんで、我慢しますが、自営の方々は本気で大変だ。なんとか政府補償の厚からんことを。本気で祈ります。
 もう、できるかぎり諭吉っつあんを刷って、できるかぎりの無利子無担保、超長期、莫大融資でもやって欲しいもんだと思ったりもします。マクロで言うなら、円は準基軸通貨(米ドル以外の、ユーロ、円、ポンド、スイスフラン)なんだからしてね。あと、日銀も無制限で国債買い取りつってスタンバイOK(?)なんだし。
 …でも、まあ激烈な劇薬であることには違いない。違いないから慎重に。
 …じゃが、一方、各国みんな横並びでやるんだろうから、大丈夫。
 …、か?
 とかいろいろ考える日々でありまして、経済的には迷いどころじゃ。というか正解が読めない。
 前号(おお、遠い昔に思える)、前々号と、コロナ後の経済大河ドラマでそういう話を書いていこうと思ってたんだけど、時が経っちまったんで、もう間を大幅に端折って、結論のみ。

 困ったことに「中国だけが復活」すんじゃないすか(;。;)?

■中国「こんな国」だから

 もうココロの奥底から「ぐおら、習キンペー! 武漢ウイルスの責任をとらんかー!」とは思う。なんだか米トランプ大統領も「武漢の真実を暴く!」とか息巻いてるらしい。まあ、そのあたりの真偽はようワカランのだが。
 だが、ふと考えるに、現在の中国、コロナがらみのファンダメンタルズだけを言うならこうだ。

◎中国経済が今後直面する一番ヤバい状況は、一人っ子政策の必然で、高齢者ばかり増えてること。
 今後、日本以上の高齢化が進む。このあたりが一番危惧されていた。

◎中国の人権意識は、欧米や日本のように高くない。というより、むしろ低い。

◎都市封鎖、プライバシーどころか、基本的な人権を侵害してでも感染者を追跡調査、放逐することが可能。

◎中国においては、平均寿命(健康寿命の方)は68.8歳、それ以上の人が亡くなるのは「仕方ないこと」だ。

◎共産党一党独裁の中、数値をいろいろ操作することは可能であるし、日常茶飯事。

 つまりだね、言いたいことはココだ。
 中国は、こうした基盤の上に、コロナウイルス禍のコントロールが可能であり、なおかつ「年寄りは放っておけ」みたいな真似をしてしまえる。
 おまけに先日の武漢での例「あれ、数値が違ってた? すまんな、じゃ死者1500人追加発表ね」なんてことが普通にできるってのは、中国のすさまじさと「強さ」を物語ってると思うわけだ。
 だいたいこの国では、数万人レベルの数字の取り違えだって、ただの誤差だよ。それに都合の悪いことは全部、土中に埋めちゃうし。
 今回だって、きっとどっかに何か埋まってるぞ。何かが(笑)←何だよって(笑)。

■悲観的な結論

 今後、欧米や日本など先進各国がもたついているうちに、中国は「集団免疫」を、最も原始的で、自然で、強力な形で得て、ふたたび国家経済をリフレッシュすると思う。
 すでに人民は旅行解禁、観光OK、マスクレスだ。彼らにとっては(おそらく)すでに「ちょっとたちの悪い風邪」程度なんだろう。もともとそういう側面はあったんだから。
https://www.youtube.com/watch?v=n7KL_5ztp5I

 欧米日などは弱る、自国は若返る、今のうちに技術を進める、足りない部分は先進各国の中小企業を買っちゃえばいい、今ならチョー安く買えるぜ、人民がガーガー言うなら押さえつければいい、途上国は今こそマスク援助とかで子分化だ…、それが中国の置かれた現在のシチュエーションじゃろう。
 周辺諸国にとっても、人民にとっても、トンデモなく迷惑なんだが、そもそも世界経済ってのが一種の「戦争」であるとするなら、民主主義的システムが軍隊的システムに勝てるわけがない。決断スピードと強制力がまったく違うんだから。中国はもちろん後者。
 後者のシステムで、これからも5G機器の抱き合わせ販売なんかもゴンゴン進めていくんだろう。
 その一方で、人権は抑圧。中国人民は不幸だろうが、それでも高度成長下では、個人の幸福よりも国家の拡大が優先される。
 ま、ヒキタが勝手に言ってるだけだから、現実にはそうならないことを(ココロから)望むんだけど、「未来の現実」になるとの可能性が(私としては)ぷーんだ。

———————–

【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~』田崎仁志著 Amazon Services International, Inc.(再々掲)

 それにしてもね、世界中に蔓延するコロナ禍が、まあなんとか収まったとして(いや、収まらなくとも!)次にやってくる大不況はいかばかりのものか、という話でね。
 ちょっと前からIMFが言い出してるのが「世界恐慌以来初の!」という言い方だ。
 しかしね、1929年の世界恐慌なんつってピンときます?
 街には失業者が溢れ、物乞いが公園に集まり、子供がゴミ漁りをし…、っていうんだが、でも話は約100年前だからなぁ。正直申し上げて我々には実感がわかん。
 現実には、この世界恐慌あたりから、日本は国内経済の行き詰まりを海外に向け、戦争の道へ突入していくんだけど、うーむ、それがどんな時代だったのか…。
 比較的、考えやすいのが「戦後の焼け野原」ってやつなんだけど、これはこれでまた「いやはや、そんな話なの? あれは何から何まで全部燃えてなくなっちゃったんだよ、そこまではちょっと大げさなのでは?」とか思ったりするんだが……、どうだろう?

 私が思うに、いっちばん想像しやすく、実感としてわくのが「バブル崩壊」ではないかと思うのですよ。
 数値の上げ下げ、指標の云々ではなく、社会現象として93年あたりから98年あたりまで続いたトンデモない不景気のことです。
 数々の銀行が破綻し、4大証券の一角が崩れ、若者は一気に就職難に陥り(ここから「失われた◎◎」は始まった)赤坂はモツ鍋屋ばかりになり、タクシーは全部空車になり、数多の中小企業が倒産し、自殺者が激増し…、思い起こすだに暗い時代だったなぁと思うけど、あれのもっとスゴいやつが来るんじゃないかなと思うわけです。
 私の盟友であるバブル評論家・田崎仁志氏は、このバブル崩壊時、社会にどんなことが起きたかを、本書「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」第6章で、詳細に記している。
 あの時と今とが違うのは、あのときの不景気は「いっちょ儲けてやろう」とのスケベ心もはたらいてバブルが膨らみに膨らんだという部分だ。要するに自業自得な一面があったことだ。
 ところが、今回はどうだ。まったくの不幸、まったくの事故、不測の事態、誰にも罪はない。
 でも、大不況だけは確実にやってくる。

【田崎仁志著「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」】
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

———————–
【ヒキタ関連Kindle本】
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL

【ヒキタ最新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878

【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%95D%93c%92q&x=0&y=0

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です