「オードリー・タン」という名前の謎989号

  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┏━┫ 週刊 自転車ツーキニスト ”Weekly Bicycle Tourkinist” ┣━┓
┃ ┗┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┛ ┃
┗━━┛                          ┗━━┛
      「オードリー・タン」という名前の謎989号

■台湾の天才閣僚の改名

 台湾の防疫を支え、デジタル化を推進した、IQ180の天才オードリー・タンという人がいるじゃないですか。
 まあ、顔を見れば誰でも知ってる。この方ですね。

【オードリー・タン(Wikipediaより)】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%94%90%E9%B3%B3

 前々からちょっとした謎があって、漢字で書くと「唐鳳」なんですよね。これが“Audrey Tang”となる。
 なんで?
 どうしてオードリーなんだろう。
 もともとこの方、旧名は唐宗漢(タン・ツォンハン)といった。
 ところが「2005年、外見と自己意識を一致させるために、名前を変更するなどの女性への性別移行を始めた」そうだ(Wikipediaより)。
 性別移行を開始した後、彼女はブログ上において「私の脳は私が女性であると認識しているのに、社会的にはそうでないことが要求されるので、私は長年に亘って現実世界を遮断し、ネット上で生活をしてきました」と述べている。
 なるほど。
 そういう理由で、彼女は唐宗漢から唐鳳になった。

■で、なぜオードリー?

 ここで名前について気づくことがある。
 繁体字つまり台湾の表記では、唐鳳。簡体字が唐●(かぜがまえにヌ)。
 読み方は、Táng Fèngで、タンフォンと読む。
 ただ、英語名は“Audrey Tang”で、もちろんオードリー・タンと読むわけだ。
 ?
 なぜいきなりAudreyが出てくるんだろう?

【注】これ以降は私の勝手な思い込みであります。だいたいどこにも書いてない(私の知る限り)。でも……というところなのであります。

 そもそも鳳がオードリー?
 それって、日本語じゃないの? 鳳は「おおとり」だからね。
 ここで思い出すのがかつての宝塚・星組のトップスター・鳳蘭(おおとりらん)さんのことだ。
 彼女はたしか凜とした男役(娘役の逆)ではなかったか。『風と共に去りぬ』のレット・バトラーだよ。星組のヒーローだよ。彼女の場合「女性なのに男役」。ふむ。
 ということで、鳳蘭のこともウィキってみた。

【鳳蘭(Wikipediaより)】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B3%E8%98%AD

 え!? 彼女、もともと台湾籍(現在は日本に帰化)だったの?

■オードリー・タンと、オードリー・ラン

 日本文化がたくさん伝わる台湾のことだ。宝塚の台湾公演も何度も開かれている(特に星組)。
 もしかして、オードリー・タン氏は、鳳蘭さんの大ファンだったのではないか。
 もともとは台湾籍、で、自分とは逆に「女なのに男」。で、いざ改名する時に、自らに「鳳」をあてた。しかもその読みはオードリー。
 オードリー・タンと、オードリー・ラン。平仄が合いすぎている。

 もちろん私の勝手な思い込みである可能性は否定できないが、私個人としては、タン氏をますます身近に思えたし、ますます彼女に好感を持ったよ。
 日本と台湾、手を携えて、東アジアの自由と民主主義を守ろうぞ♪


【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『大放言』百田尚樹著 新潮新書

 『永遠の0』などの大ヒットの後、2010年代、揚げ足系のマスメディアでメタメタに叩かれていた百田尚樹氏だが、その際の彼の言いたかったことが詰まった新書。ユーモアたっぷりギャグ満載で、痛快無類。面白かった。
 外野の誹謗中傷などちっともこたえてない百田氏をエラいなぁと思う。で、その先にある彼の哲学がいいな。私なんかに言わせるとね。
 暴言? 炎上? 別にどうでもいい(笑)。冗談の一切通じない愚かな人はいるし、人の揚げ足を取ることばかりに汲々としている人々も哀れなもんだ。
 ……あと、本書の中の「101」には、私は大いに笑った(謎)。157ページ。


【ヒキタ関連Kindle本】
「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集
https://www.amazon.co.jp/dp/B07JCXPGGL
「平成バブル物語 ~60年代生まれのための東京バブストーリー~」(田崎仁志著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07GWRJPZH/

【ヒキタ新刊】
「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社
https://www.amazon.co.jp/dp/4777946207
「電動アシスト自転車を使いつくす本」東京書籍
https://www.amazon.co.jp/dp/4487809878

【好評既刊本】
「自転車“道交法”BOOK」小林成基(NPO自活研)と共著 こやまけいこ:イラスト 木世(えい)出版社
「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
「自転車会議!」(片山右京・勝間和代・今中大介・谷垣禎一と共著)PHP研究所
「自転車の安全鉄則」朝日新書
「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
「ロードバイクで歴史旅」木世(えい)出版社
「自転車をめぐる冒険」「同・誘惑」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「それでも自転車に乗り続ける7つの理由」朝日新聞出版
「自転車生活の愉しみ」朝日新聞出版
「天下を獲り損ねた男たち(続・日本史の旅は自転車に限る!)」木世(えい)出版社
「自転車とろろん銭湯記」ハヤカワ文庫
 いずれも好評発売中。ネット内でのご注文はこちらにどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%95D%93c%92q&x=0&y=0

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です