わおー、全国的に「学校は閉鎖」か…の895号

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      わおー「学校は閉鎖」か…の895号

■おお、緊急事態に対する対応それぞれ

 いやはやご承知のとおり、27日の夕方から大騒ぎだ。
 例の「全国的に小中高いっせいに春まで休校ということで、よろ」の総理会見でね。
 今の今まで騒ぎが収まらない。ま、当然だわね(←じつは今回のメルマガ、ほぼすべて昨夜書いたものなんで、若干のタイムラグあり)。
 夜のニュース見て、次男(小3)は、もう大コーフン状態で「なに、学校休みになるの? アベさんが言ったの? こんなこと今までないよね、すごいなー、明日学校どうなってるかな(わくわく)」ともう目がギラギラしてる(笑)。
 これに対して長女(保育園年長組)は「卒園式どうなるの? 準備してきたのに、太鼓の練習とかしたのに」と、涙をこぼした。おやまあ。
 カミさんは「こりゃ参ったね、これから1ヶ月兄妹3人のお弁当作らなくっちゃ」と渋い顔だ。しきりにケータイのラインとかでママ友に連絡をとってる。ちなみに長男(小5)は「ふーん、長い春休みだなぁ、塾はどうなるんかな」という程度。次男の大はしゃぎを醒めた目で見たりしてる。

■意外なコントラスト

 うん、パパには分かるよ、次男の大コーフンぶりって。
 我々だって、子どもの頃、台風前日の大はしゃぎ、危機を目の前にした大コーフンってあったじゃないですか。
 自分自身を振り返っても「あー、おれもそうだったなぁ」と思う。かつて少年だった人は誰しも分かると思うのだ。
 それに対して、意外だったのは娘の反応だ。
「卒園式ができなかったら寂しい」としくしく泣いてる。
 ……。
 うーん、気持ちはワカランではないが、自分自身を振り返ると「そりゃ後から考えること、で、今はあまりの異常事態に大コーフン」だったろうなぁと思うわけ。
 それが、なんというのか、あまりに「ドラマに出てくるような優等生娘」っぷりに、逆に驚いた。
 まあね、この子は、昔からそうだったといえば、そうだった。おしゃべりができるようになったあたりからずっと、すごくフェミニンで、すごく優等生。
 これは女の子だからなんじゃろか。子供の性差、性格差、いろいろだなぁ。
 ちなみに娘、顔はパパ似(笑)。

■いやはや大変なことになったもんだ

 いやはや大変なことになったもんで、今日なんか、学校現場も、それぞれの職場も、上を下への大騒ぎなんだと思う。地域差、職場への負担、シングルマザーの問題、ほか、タマラン問題山積だ。
 だが、一方、私はこうも思うんだよ。
 このまま放っておいたら、いつか学校でクラスター化! そこから蔓延! 全国に飛び火! 結局「ウイルス感染禍がおさまるまで、全学校閉鎖」! なんてことになるのかもってね。
 その可能性はないとはいえない、というより、大ありだ。
「この2週間がヤマ」という方針を専門家の知見のもとに決めたんであれば、これはもう子供を自宅学習させるのも、当然の選択肢のひとつだ。
 要するに「流行ってから閉鎖」にするか「流行る前に閉鎖」にするか、その二択だろうて。
 まあ、この判断が、結局どうだったのかは、時が経ってから検証するしかないが、なんだかなぁ、ワタシクは「どっちもあり」としかいえん。
 いやはや、それにしても、ここまでトンデモないことになるとはね。
 ちなみに私の(勝手な)推測をいうと、昨日の決断あたりを曲がり角として、日本円は上がると思うぞ(←もちろん保証なし(笑)。売り買いとかするヒトは自己責任にて(笑))。

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【ヒキタ解釈のオススメ本(たまに非オススメあり)】

『山窩(さんか)は生きている』三角寛著 河出文庫

 戦後まもなくの頃、サンカ報道およびサンカファンタジーの第一人者である三角寛は、NHKのアナウンサーらを引き連れて、埼玉奥地のサンカ集落(というのか、サンカは集落を持たないから「瀬降り」という水辺の集まり)にいく。そこからはじまるストーリーが本書冒頭の一編だ。
 サンカとは、日本の山中にいたという、漂白の民のことをいう。
 定住せず、旅に生き、自活し、ときおり村に降りてきては籠や笊などを編んで小ガネを稼ぐ、そういう人たちのことだ。
 三角氏はそういうサンカたちの実態の紹介、報道、小説の「第一人者」である。いや、「」をつけたりして、私がどこか引っかかる書き方をするのは、その筆致があまりに大げさで、ドラマティック過ぎで、到底本当と思えないような奇譚が多すぎるからだ。要するに三角氏はちょっとアヤシイ(笑)。
 しかしながら、面白いことは間違いない。なんというのかな、サンカの物語というのは、現実を超えたところに思いをいたすファンタジーでロマンなのだ。
 私はときおり自分の中で「サンカ・マイブーム」が起きることがあるんだが、まあ今回もそのひとつ。
 今回のウイルス騒ぎみたいに、現実があまりに予想不可能、コントロール不可能、そして身に迫る厄災(の可能性あり)だと、アタマがファンタジーに逃げこみたくなるんだと思う。

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「平成バブル物語 〜60年代生まれのための東京バブストーリー〜」(田崎仁志著)

「津波から自転車で逃げられるか」疋田智著・NPO自転車活用推進研究会編集


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「新・自転車“道交法”BOOK」自転車活用推進法が分かる! 木世(えい)出版社

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「だって、自転車しかないじゃない」朝日文庫
「おやこで自転車 はじめてブック」疋田智監修 ぼちぼち自転車くらぶ著 子どもの未来社
「明るい自転車質問室」(ドロンジョーヌ恩田と共著)東京書籍
「自転車 困った時の即効お助けマニュアル」成美堂出版
「自転車ツーキニストの作法」SoftBank新書
「ものぐさ自転車の悦楽」マガジンハウス
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「今すぐ使えるクロスバイク図解マニュアル」大泉書店
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